ドリームキャスト専用ソフト『SPAWN In The Demon’s Hand』のレビュー

ドリームキャスト専用ソフト『SPAWN In The Demon’s Hand』のレビュー

原作通り人間から超人まで暴れまわる本作は、TPSとしては破天荒な魅力と快感を持った、地獄のパーティーゲームとなっています。

キャラによって得物は違えど、基本的には体術や銃器を使い、相手と距離を詰めて戦います。

拳銃辺りはダメージが微量なものの、基本的にどの攻撃も致命傷クラス。

互いの戦闘可能射程に入った時なんかは、もはや冷静な判断が吹っ飛ぶまでの、過酷な一騎打ちが始まります。

マシンガンの嵐をステップで避けて、いかに相手に詰め寄るか。

また、相手側にしてみれば、いかに相手を寄せ付けないか。

そしてそんな二人の激戦を、上からバズーカを持って見下ろす第三者……二人は気付きません、いや、気付いたとしても相手を目の前に迂闊に動けないのです。

ここで誤解されたくないのですが、本作で強さを決めるのは武器でも性能でもありません。

最後の最後で漁夫の利を取る、そんな立ち回りを持つ者。

そういう「小賢しい」ヤツこそが、本当の強者です。

卑怯者などと呼ぶのは、所詮敗者の戯言に過ぎないのです。

何せ「制限時間内なら何度も復活可能」という過激なルールの為に、キャラクターの死はあっけなく、まるで蚊か蝿の様な扱いです。

しかし勝者になりたいならば、どれだけ屍の山を築いても、トップの首(通常の相手が1ポイントに対し、こちらは3ポイント)を狙い続けるのみです。

フェアプレー精神なんてそんなお荷物は捨ててしまいましょう。

形振り構わない姿勢が必要です。

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