不思議のダンジョンシリーズ 「女剣士アスカ見参!」in ドリームキャスト

不思議のダンジョンシリーズ 「女剣士アスカ見参!」in ドリームキャスト

アスカが初めてゲームに登場したのは、ストイックなローグライクゲームに黄金のコンドルがストーリーという息吹を吹き込んでから5年ほど過ぎた時のことでした。

その時は単なるNPCのひとりだったのですが、それからわずか2年で主役に抜擢されることになりました。

これには、初代のシレンでヒロイン役!?を演じた「お竜」もさぞかし悔しがったことでしょう。

お竜はそんなに女々しい性格じゃないかもしれませんが……。

なぜアスカなのか。

それはひとえに彼女の愛らしさでしょう。

ほかのNPCキャラクターにはない、剣と盾を装備できる特性が、彼女をこの作品の主役に導いたのでしょう。

装備するといっても、”装備コマンド”からではなく、彼女へ投げて渡すのです。

呪われていても、さびていても彼女は何の文句もいわず(NPCですし、あたりまえといえばあたりまえですが)けなげに受け取ります。

そんな無言のコミュニケーションに、きっと私達は知らず知らずのうちに引き込まれていたのでしょう。

マーク3といった古くからセガのハードを愛する人にとって、このゲームは単なるイロモンかもしれませんが、「風来のシレン」ファンにとってこのドリームキャストで販売された「女剣士アスカ見参!」はシリーズの中で1,2を争う名作となりました。

加えて、シレンとは世界にいながら、生業を別にする2人目の主人公ということで、シリーズの世界観を広げるのにも一役買っています。

女性が主人公だといって、ゲームは優しくありません。

多彩な癖を持つアイテム群や、思いもよらない攻撃を仕掛けてくる新たな敵など、新鮮で楽しい反面、攻略が苦しくもありました。

もしかしたら、これが従来の男臭い主人公のシレンだったら、私はこのゲームの攻略を諦めていたかもしれません。

移植されたPC版にプレミアがつくなど、今でもこのゲームを愛しプレイしている人は多くいます。これがシレンシリーズの最高傑作だと豪語する人も少なくありません。

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