ドリームキャスト専用ソフト『セガガガ』のレビュー

ドリームキャスト専用ソフト『セガガガ』のレビュー

怪作。

一言で言ってしまえば「セガの自社パロディゲーム」なのだが、中々どうして説明の難しいゲームです。

ちなみに製作総指揮はゾルゲール哲こと、現役セガ社員の岡野哲氏です。

本作は、開発室を探索し、ゲーム開発スタッフを集めたりシナリオを進行させる『RPGパート』、そして仲間にしたスタッフを総動員させ、ゲームを開発させる『開発パート』の2つで構成されています。

これはそれぞれさじ加減が良い具合に出来ており、難しい事は無いが、かといって単純な物でもないという感じです。

シナリオに関して言えば、本作は明らかに人を選ぶゲームです。

と言うのも、自社パロディーにしては濃度が高すぎるのです。

DC撤退後なのに「ドリームキャストは毎日云百万台出荷されてて、生産が追いついてない」という自虐ネタだとか、敵対会社『ドグマ』がどうしてもソニーにしか見えなかったりだとか、挙句、ドグマ本社に『かびた梅干』だとか『ゲルモンキー』とか、名前がやばければ見た目もヤバいスタッフがいたりします。

だけど、本作は様々なメッセージに満ちた作品です。

『萌え』というのがどういう物なのか、1ステージかけて丁寧に説いたり、商業展開するあまり、本質を見失いつつあるゲーム作りを嘆いたり、理想と現実の間で、悩むクリエイター達を描いたり…ゲームを作るという事はとても辛いけど、それでもユーザーに喜んでもらえるゲームを、面白いゲームを作り続けたい、そんな想いがゲームを通して伝わってきます。

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